ボイチェン使用 ※サ終までやれるだけやる予定です
(再生リスト)https://youtube.com/playlist?list=PLmkAq3c0e_YmvBFaQ7z12CP71Ayj9VHfj
(前回)https://youtu.be/Wfa3kmMbvX0
(次回)体調がよければ
アプラクサスは太陽であると同時に、虚空の永遠の吸い込み口であり、
非難するもの、切断するもの、悪魔である。
アプラクサスの力は二面的である。しかし、お前たちの目には、
その互いに対向する力が相殺されてしまうの で、それらを見ることができない。
太陽の神の語るところは生であり、悪魔の語るところは死である。
アプラクサスは、しかし、尊敬すべくまた呪わしい言葉を語り、
それは同時に生であり死である。
アプラクサスは同一の言葉、同一の行為の中に、真と偽、善と悪、
光と闇を産み出す、従って、アプラクサスは恐るべきである。
アプラクサスは、一瞬のうちにその餌食を倒す獅子の如く素晴らしい。
それは春の日の如く美しい。それはまさに偉大なる牧神そのものであり、
また卑小なものでもある。それはプリアーポスである。
それは地下の世界の怪物であり、千の手をもったくらげ、
翼のある蛇のとぐろ、狂気、である。
(……)
それは聖なる交接である。
それは愛であり、その殺害者である。
それは聖者であり、その裏切者である。
それは昼の最も輝かしい光であり、狂気の最も深い夜である。
それを見ることは盲を
それを知ることは病を
それを崇めることは死を それを畏れることは知恵を
それに抗しないことは救いを意味する
神は太陽の後に住み、悪魔は夜の背後に住む。
神が光からもたらしたものを、悪魔は夜の中に引き込む。
しかし、アプラクサスは世界である。
その去来そのものである。太陽の神のすべての恵みに、悪魔はその呪いをなげかける。
お前たちが太陽の神に乞い求めるものはすべて、悪魔の行為をよびおこす。
お前たちが太陽の神と共に創り出すものはすべて、悪魔の働きに力を与える。
これがまさに恐るべきアプラクサスである。
【ユング自伝 2―思い出・夢・思想】 P251.252.
カール グスタフ ユング著 アニエラ ヤッフェ編 河合隼雄 訳
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https://twitter.com/sanma_botti
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